ペットとして人気のある可愛らしいハリネズミを飼いたい!と思ったことはありませんか?
初めて飼う人は「どのように飼育したら良いのか」「飼育は難しいのか」が気になりますよね。
とくに一人暮らしや自宅を空けることが多い人は、自分に飼えるのかと不安になると思います。今回は初心者向けにハリネズミの飼い方、注意点をまとめました。
我が家では1歳になるハリネズミを飼っていますが、体験談も含めてまとめているので、本記事を読めば初めてハリネズミを飼育する人の不安を解決することができます。
ハリネズミに興味がある人はぜひ最後まで読んでみてください。
<ハリネズミってどんな動物?>
日本で飼育することができるハリネズミは「ヨツユビハリネズミ」と呼ばれ、俗称としてピグミーヘッジホッグとも呼ばれます。前足は指が5本ありますが、後ろ足は指が4本なのが特徴です。
名前からネズミの仲間だと思われることが多いですが、実はモグラの仲間で夜行性の小動物です。
体長は15cm〜25cn前後、体重は200g〜600g程度です。
ハリネズミは体臭がほとんどなく、あまり鳴かない動物のためここ数年は大人気のペットです。
ハリネズミの性格
ハリネズミといえば背中全体を覆う針が特徴的です。驚いた時、不快な時、不安な時などに警戒すると針を立てます。
とても臆病で怖がりな性格なので怯えると針を立てて威嚇しますが、リラックスしている時は針を寝かせているので、手のひらに乗せたり抱っこすることも可能です。
ハリネズミはほとんど目が見えないため、人の声や匂いで判断します。飼い主の匂いや声を覚えてくると懐いて、お世話しやすくなります。
またハリネズミは、男女で性格の違いがあります。繁殖機能による違いで男の子のほうが大人しいと言われているそうです。
大人しい子がよかったので、我が家では男の子を迎え入れました。
ハリネズミの値段
ペットショップで購入できるヨツユビハリネズミは1万5千円〜3万円が相場になっています。
毛色により価格が変わりますが、ノーマルカラーよりも珍しい毛色のハリネズミは価格が高くなる傾向があります。
ハリネズミの寿命
生後半年で人間でいう大人になり、ペットとして飼われているハリネズミの平均寿命は2~5年と言われています。
犬や猫に比べると寿命が短く感じますが、適切な飼育環境を整えれば平均寿命より長生きしてくれることもあります。
少しでも長く一緒に過ごせるようにお世話のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
<ハリネズミをお迎えするにはどんな準備が必要?>
長く一緒に過ごすためには丁寧なお世話は必要不可欠です。
ハリネズミを迎え入れるために必要なものは以下の通りです。
- エサ
- エサ入れ
- 給水器(水入れ)
- ケージ
- 寝床
- 床材
- 回し車
- 温度計
ハリネズミをお迎えするために必要な準備物について詳しくご紹介します。
ご飯は何を食べるの?
メインのエサはハリネズミ専用のペットフードを用意します。1日1回〜2回、大さじ1〜2杯が目安です。
体の大きさや活動量を考慮し、与えるエサの量は成長とともに調節します。おやつとしてミルワームをあげるととても喜びますが、与えすぎには注意しましょう。
ミルワームはカロリーが高いため、体重が増加しやすく肥満の原因になります。
ハリネズミは美食家と言われており、同じ種類のエサでは飽きてしまうことがあるので様々な種類のペットフードを与えてみるとよいでしょう。
また、災害時などいつものエサが手に入らないことを想定して、普段から様々な種類のペットフードに慣れておくことをおすすめします。
ケージや寝床の大きさは?
ハリネズミはよく運動する動物なので、運動不足を防ぐためにもなるべく大きめのケージがおすすめです。
素材は金網製とアクリル製の2種類あります。金網製は通気性がよく、アクリル製は保湿力が高いので部屋の環境に合わせて選びましょう。
また、日中は暗くて狭いところで寝るため、身を潜められる寝床を用意しましょう。ハリネズミは臆病な性格なのですっぽりと身を隠せる場所があると安心します。
回し車で遊ばせよう
運動不足解消のためケージに回し車を設置しましょう。ハリネズミは夜行性のため、飼い主が寝静まった夜に動き回って遊びます。
野生では一晩で3〜5㎞の距離を移動するほどよく動き回ります。回し車の音が気になる場合はハリネズミと別室で寝ることをおすすめしますが、難しい場合はサイレントタイプの回し車で対策しましょう。
床材を用意しよう
ハリネズミは糞やおしっこを決まった場所にできないので、吸湿性や消臭性のある床材を必ず敷きましょう。誤飲の危険性が低く、安全かつ衛星的なペットシーツが掃除もしやすくおすすめです。
ハリネズミによってはペットシーツを噛んでしまうので、その子に合った床材を見つけましょう。我が家はペットシーツやウッドチップなど何種類か試しましたが、低アレルギー素材で作られた紙の床材が気に入ったようでリピートしています。
<ハリネズミを飼育するコツ、注意点>
ここからはハリネズミが長生きするために飼育のコツや注意点を解説します。
ハリネズミは夜行性のため日中は静かに過ごします。
日中は不在にしがちな一人暮らしの方とは相性のいい動物です。
日々のお世話、掃除
1日1〜2回のエサやり、水交換は毎日行いましょう。糞がたくさんあるときはその都度、拾ってあげます。
また週に一度、床材の交換とケージ、回し車の掃除をします。小動物専用の洗浄剤や消臭材を使い、清潔な環境を整えてあげましょう。
温度・湿度の管理が重要
ハリネズミは温度が高すぎると夏眠、低すぎると冬眠してしまいます。そのためエアコンやペットヒーター、暖突など温度管理をする機材は欠かせません。
ハリネズミの適温は24〜29度、湿度は約40%と言われています。いつでも温度が確認ができるようケージ内に温度計を設置するとよいでしょう。
我が家は夏はエアコン、冬はペットヒーターと暖突で温度管理をしています。
健康チェックをしよう
ハリネズミは皮膚トラブルを発症しやすい動物です。ケージ内は清潔を保ち、高温多湿を避けることで防ぐことができます。
またストレスや消化不良で糞が緑色になるので、掃除の時は糞の色もチェックしましょう。
<可愛いハリネズミとの生活を楽しみましょう>
ハリネズミの飼い方や注意点、必要なものについて解説しました。
ハリネズミは初心者でも飼育しやすく、一人暮らしの人にもおすすめのペットです。
警戒心は強いですが、スキンシップを取れるようになると可愛くて仕方ありません。
我が家はハリネズミを飼ってから、毎日の癒しが増えて今ではかけがえのない家族です。日々の生活に癒しがほしい人はぜひハリネズミを家族に迎え入れてはいかがでしょうか。
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